こんにちは、こけしです。
「若者の恋愛離れ」という言葉を最近よく聞きますが、
“恋愛離れ”は若者に限らず、30代~40代の男女にも発生している現象だと思います。
何故”恋愛離れ”をするのかと聞くと、
・恋愛より楽しいことがあるから
・推しを超える人がいない
・結婚してもいいことが無い
などの意見を聞きますが、じゃあその人に、
でも、このまま一生一人でいるよりかは、一緒にいたいと思える人と結婚したい、とは思ってる?
と聞くと、大体の人が
そりゃそんな風に思える人と出会えるなら結婚したいよ
と言います。
そう、恋愛離れしている人は根本的に”アセクシュアル”なわけではなく、
恋愛という行為そのものが面倒で嫌いなだけなのです。
今回はそんな“恋愛離れ”が起きることが何もおかしいことではないと言える現代社会の特徴と、
“恋愛離れ”が起きてしまった人がどのような価値観を持って幸せな結婚に近づけるのかについて、書いていきます。
・自分が”恋愛離れ”していることが異常ではないと気づける
・自分が何故”恋愛離れ”しているのか客観的に判断できる
・”恋愛離れ”している=結婚を諦める必要があるという固定概念を崩せる
私たちを恋愛離れさせる”社会常識”とは
“恋愛離れ”というと、
「最近の若者はインターネットに夢中だから」
と、ある種の甘えのように捉える意見も聞きます。
確かにインターネットの普及は”恋愛離れ”に大きな影響を与えていると思います。
が、”恋愛離れ”の起こるプロセスにおいて、あくまでインターネットは役者の一人にすぎないと考えます。
令和と昭和の価値観入り混じる中で発生する変な”べき論”
「男性はデートで女性に奢るべき。女性は飲み会でサラダを取り分けるべき」
こんな“べき論”を一度は聞いたことあるのではないでしょうか。
もう時代は令和で、働き方改革やら男女平等やらいろいろな価値観のアップデートがされつつあるのに、
恋愛にはまだ微妙に昭和の時代の男女のデートの感覚が残っています。
が、結婚になるとそれがまた令和の価値観に戻るようで、
デートでは男性がリード、女性が後を続くということを求められるのに、
結婚したら男性は家事育児を手伝い女性を支え、女性は積極的に社会に出てバリバリ働くことを求められる。
恋愛で求められるものが結婚につながらないという、かなりあべこべなことになってしまっているんですよね。
特に今はSNSが流行っているので、
令和と昭和の価値観が入り混じったへんてこな”べき論”が多くの人の間に浸透しやすくなっています。
さらに、その”べき論”に反対意見を言う”逆張りべき論”的なものもバズったりします。
こうなってくるといよいよ何が正解でどんな振る舞いをしたら受け入れられるのかわからなくなってきますね。こんなの面倒くさくなって当たり前です。
恋愛や結婚についての不幸話や尖った理論がバズりがち
恋愛や結婚って、ある意味非現実なロマンス的な側面も大いにあるはずなのですが、
最近の恋愛や結婚は現実的な側面をピックアップされることが多いと感じます。
まあ知識が増えてリスク管理がしやすくなったという面では悪いことばかりでは無いのですが、
恋愛や結婚って、人によって起こるトラブルやリスクは全然違うのに、
「そんなこと起こる可能性なんて少ないよー!」
なトラブルまでもが一部界隈で“あるある”のように取りざたされています。
しかも、若いうちの遊びの恋愛を重ねたい人と、
結婚を前提とした恋愛だけでいい人では、
中身も質もとるべき行動も何もかも違うのに、
それをごっちゃにした恋愛理論みたいなのも多い。
本当はバズっている不幸話の何百倍も幸せな話は溢れているはずだし、
世の中には恋愛経験がそんなになくても結婚した人だってたくさんいるはずけど、
ありふれた平凡な幸せ話ってそもそも個人のプライベートアカウント内で埋もれるだけで、「不倫されました」「夫のモラハラ」みたいな刺激的な不幸話じゃないとバズらないし、
恋愛論も「これをしないと一生独身」「○○歳までに恋人いなかった人は異常」みたいな尖った理論のほうがバズりやすい。
そういうのを見て、恋愛したことない人ほど
恋愛や結婚ってトラブルやリスクだらけで何もいいことないじゃん…そもそも○○歳までに恋愛経験が無いと異常者みたいに扱われるみたいだし…もういいや
となりやすくなってしまっているのかなと思います。
>>恋愛経験が無い女の悩み→この歳で男性経験無しってもう無理?
男性への理解が遅れやすい家族構成
身内の中に一人同じ年頃の男兄弟がいるだけでも、男性の解像度はかなり変わります。
が、日本は年々一人っ子家庭が増加傾向にあります。
これはつまり、一人っ子や女姉妹しかいない女性は、家の中の様子を観察できる男性像が父親しかいないということ。
でも大抵の父親って娘には猫を被って優しく接しがちです。
だから、リアルな男性の考え方は、汲み取り切れないのではないかと思います。
実際に、一人っ子や女姉妹しかいない女性で、
いや男って普通そんなもんだよ
というところに
えっ…信じられない……(絶望)
みたいな反応する人、喪女か否かに関わらず多い気がします。
そうなってくると、男性への理想像が高くなって当たり前というか、
推しの(演出された)完璧さを超える男性が現れなくて当然というか、
「普通の男でいいよ」の”普通”が普通じゃない人がいるのも納得というか。
>>高スペックじゃなくても普通の男ならいいのに…”普通の男”と付き合うためにあなたがすべきこと
恋愛離れしている私たちに必要な恋愛観とは
そもそも”恋愛離れ”ってそんな異常な現象なのかと言うと、私は違うと思います。
むしろ人類史上これほどまでに恋愛に積極的であれという時代のほうが珍しいのではないでしょうか。
古代は政略結婚が普通で、女性はどこの家柄に生まれたかで結婚相手も決まっているようなものでしたし、
自由恋愛という概念が生まれてからも、つい数十年前まではそもそも結婚するのがあたりまえ、
年頃になっても相手が見つからない人はお見合いで嫁ぎ先を決めるのが自然の流れでした。
でもじゃあその時代の結婚がすべて愛の無いものだったかと言うとそういうわけでなく、
政略結婚だとしても家族の絆が強かった家だってあるし、
お見合い結婚でも老後になっても寄り添い合ってる夫婦もいるし、
逆に自由結婚なのに不倫やモラハラに悩まされている人たちだっているわけです。
つまり、昔から恋愛にそこまで執着しなかった人の割合はそんなに変わらなくて、
昔はそんな人でも恋愛とか関係なく将来を共にする伴侶を見つけるシステムが整っていただけではないか、
と私は思います。
そんな現代で
恋愛したいわけではないけれど、でも将来を共に過ごす伴侶的な存在はほしいんだよな…
という人が幸せになるための恋愛観は、
・男性相手の恋愛テクニックに偏らない、他人とのコミュニケーション能力やおしゃれを楽しむ心、他人を理解する力を手に入れる
・恋愛の駆け引きではなく、信頼関係を第一にしたコミュニケーションができる人を見つける
・価値観は自分と相手の男性と二人の間で決まるもの、「普通は~~」という”べき論”に惑わされない
私自身、
結婚するまでに多くの恋愛を経験してきたどころか今の夫が初めての彼氏だけれど、
自分なりに恋愛以外の様々な経験を積んできたからこそ夫に「素敵な人だな」と思ってもらえたらしいし(そう聞いた)、
夫とは付き合っているときから恋愛の駆け引きとかせず本音で話し合う関係性だったし、
Xで呟かれている”一般的な”夫婦論を見ても、私たちと同じこともあれば全く違うこともあります。
私の周りにも同じように、恋愛はしてこなかったけど結婚はしている人、たくさんいます(類友ってやつかもしれない)。
もちろん、結婚だけが幸せでは無くて、結婚してないけど人生充実している友だちだってたくさんいます。
ただ、もし心のどこかに「本当は結婚したいのに」という気持ちがあるのに鼻から諦めているのであれば、
まずはほんの少しだけ自分が輝けるように行動してみるのはどうでしょうか。
私がこのブログで挙げているのも
「身だしなみ力」…恋愛関係なく、単純におしゃれを楽しめるようになり、自己肯定感が上がる
「思考力」…恋愛に関係あるように書いているが恋愛以前の人間観察力の話も多いので、自分や他人を冷静に分析し思考が柔軟になる
「コミュ力・出会い力」…恋人以外との人との繋がりもできる
等、必ずしも恋愛・結婚だけに必要なスキルではありません。
そして、私はこれらの行動が最終的に結婚に繋がらなくっても、幸せには繋がると考えています。