思考力

「気が利かない男」と思ってしまうのは自分の心が狭いから…?どう考えたらいいかわからなくなった婚活女性へ

こんにちは、こけしです。

先日婚活中の友人と話していた際に、

友人A

この人、話してて楽しいけど気が利かないのが気になる…でも条件はいいんだよなぁ…

というお悩みに遭遇しました。

ということで、今回は

“気の利かない男”をどう考えるべきか

について、実話ベースで書いていきます。

この記事を読むメリット

・手放すべき男性かどうかを考える際のヒントになる

・婚活の自己成長への繋げ方がわかる

・将来”分かり合えない夫婦生活”になってしまうのを避けるための思考法がわかる

【実話】いい男性なんだけど気が利かないから結婚には向いてない…?→本当はどう考えているのか整理してみよう

その婚活中の友人の悩みについて、具体的に書き出すと以下のとおりです。

・1回目のデートは飲食店デートだったが、最初から最後まで満足感が高く、次を期待した。

・具体的には、見た目もまあ悪くないし、話も面白いし、仕事もちゃんと働いていてしっかりしていそうだと感じた。

・2回目のデートはドライブデートだったが、そこでいくつか違和感を感じた。

・高速道路に乗ったのだが、言わないと全くSAへトイレ休憩に行こうとしないこと、トイレから出た後の行動が自由過ぎたこと(トイレ前で待っているわけでもなく自分一人だけ気ままに買い物してる等)、ガソリン代や高速道路の移動費について自分も払うつもりだったのにその場では何も言わず後から遠回しに「これくらいかかったなー」とにおわされたこと等の行動が気になった。

・そもそもデート内容を決めるときも、最終決定やお店の予約はしてくれるが、ざっくりどういうところに行きたいかは自分が全部提案しているので、一緒に決めている感じがしないところも、思い返すと気になってきた。

・一番最初に違和感を感じたのは車中の雑談で週5で通うほどサウナにハマっていると聞いたとき。

・お金の話にもなったが、タオルを洗うのが面倒くさいからサウナで毎回タオルをレンタルしている、自炊は全くせず行きつけの居酒屋通い、という話を聞き、稼いでいると言っても無駄遣いし過ぎではと、金銭感覚の違いを感じた。

・また、自分と相手の今住んでいる場所が少し遠く、将来結婚するとなるとどこに住むのか、互いの仕事はどうするのかと考えると、辞めたほうがいいのだろうかと思い始めてきた。

(※居住地域などの特定を防ぐため少し事実を湾曲したりぼやかして書いているところもあります)

友人A

なんかもう一度デートしたいという気持ちが湧かなくて…でも久々にまともな人とマッチングできた感覚があって…これだけで判断するのはもったいないかな…?

と、一般的に考えて切るにはもったいない状況かどうかについて悩んでいるようでした。

エピソード毎に友人が心の整理してみた結果…

ということで、上記の状況について一つひとつ整理してみることに。

エピソード1:週5サウナへの違和感

こけし

1回目のデートの時点では、もう一度デートしたいなと思えてたんだよね

友人A

うん…

こけし

じゃあ2回目のデートでまず違和感を感じたのはサウナのことについてだっけ?趣味に週5も時間使ってるのが嫌だったのか、サウナが嫌だったのか、どんな感じだった?

友人A

うーーん。どちらかというと前者かな。別にサウナが好きなこと自体はいいんだけど、週に5日も、仕事の後の時間サウナに使ってるんだ…みたいな。しかも、その後のお金の話にも繋がるけど、それだけお金もかかってるってことじゃん。なんか…うーん……

こけし

例えば仕事の後は帰ってアニメ観たりゲームしたりしてるとかだったらお金あんま使ってないから違和感無いって感じ?

友人A

そうそう!あとは、ハマり方かな…アニメやゲームだったら、観たりプレイしたりするのに時間使うものだし、理解できるんだけど、サウナって毎日通う必要無いじゃんって私は思っちゃう。本当に健康のこと考えてるなら、週5サウナよりもやったほうがいいことあるじゃん。なんか鼻についたんだよね…。

こけし

あー。サウナを趣味にすること自体は悪くないけど、ハマり方や考え方が理解できないというか。簡単な言葉にしちゃうと”価値観の相違”的な

友人A

そうなのかも。どんな趣味だとしても、私が考え得る範囲のハマり方じゃないと、許せないのかも…サウナに週5で行くって言う感覚がそもそも私には理解しがたかったのかも…。

エピソード2:金銭感覚への違和感

友人A

サウナの話からその話に繋がったんだけど、タオルも週5サウナ行くたびにレンタルしてるんだよ!?もったいなくない!?他にも話したとおり、もったいないなと思うエピソードが色々出てきて…。

こけし

派手にお金遣いが荒いって感じじゃないけど、細かいところがズボラって感じだね。

友人A

うん…なんかそういう一面が見えちゃって。最初の印象は”しっかりしてそう”だったから、ほんと負のギャップだった…。

こけし

2回目のデートで相手も気を許していたのかもね。だから自分のちょっとイケてないところも知ってほしいと思って言ったのかも。

友人A

でも2回目でわざわざ言うかな?そういうお金の使い方なんだって。しかも今後直そうとは思ってるんだけどみたいな感じじゃなくて、俺こういうところあるんだよね的な言い方だったし…。

こけし

あー。結婚するんだったらお金の使い方はすり合わせれる人がいいよね。

友人A

うん。そういう使い方なんだ俺、キリッ、じゃなくて、そういうところ自分でも良くないとは思ってるんだけどついね…って感じで来てほしかった。

こけし

確かに確かに。別にズボラな男性自体は普段は大丈夫だもんね。

友人A

そう、私もズボラだし。つい独り身だからその辺ルーズになっちゃうのはわからないでもない。でも結婚するならそれを直さなきゃなって思ってくれてるなら、そもそも私に言わないし私の前でそういう一面見せようとしなくない?あれは俺こういうところあるけど許してね的な感じだったよ!

こけし

Aちゃんは欠点だと思ってる部分が、相手の男性にとっては欠点というより個性だと思ってるのかな。

友人A

かな。直そうともしてないって感じだったし。付き合ったり結婚したりすると、そういう欠点ってお互い今後も出てくるはずじゃん。でもその常識にそっちから合わせてよって感じだったらちょっとね…。

エピソード3:ドライブデート中に気が利かないと感じた行動について

こけし

でもドライブデートのお金は遠回しに請求されたんだっけ?そこはちゃんと気にするんだね。

友人A

うん。まあお金を請求されること自体はいいの、私も働いてるしさ。でもはっきりお金○○円かかるんだけど出せる?って言わずにさ、○○円くらいか…ってこう、もぞもぞ言う感じがなんかさ。

こけし

まあ男性側から○○円ほしいとも言い出し辛かったのかもね。

友人A

うーん…他にもさ、SA寄る?って声かけるとかさ、トイレ行く前に出たらショップにいるって一言いうとかさ、なんかはっきり言わないっていうか。デートの場所の提案もこっちからだし。そういう気が利かないところもなーって。

こけし

ああ…でも前私と出かけたとき、私その相手の男性と似たことやっちゃったかも…ほら、トイレ出てふらふらしちゃって。

友人A

確かにwwwでもあのときは私なんとも思わなかったなぁ…なんだろ、こけしちゃんの雰囲気?まあこいつだからふらふらしてても仕方ないかみたいな。

こけし

こいつてwwwお金周りも、自分から言い出すの請求してるみたいであれかなって思って口ごもっちゃう気持ち、なんか私わかっちゃう気もする。週5サウナはわからんけど。

友人A

あー…そう言われるとこけしちゃんがやっててもなんとも思わないのに、なんかあのときの私短気だったのかな?

こけし

いや、人によるんじゃない?その行動そのものが嫌というより、自分があんまりよく思っていない人がその行動をやると気が利かない奴だと感じる、みたいな。他の人にも当てはめてみたら?

友人A

………確かに。許せる人と許せない人がいる。

エピソード4:住んでる場所のこと

友人A

でもさ、もう一回デートして許せるようになってるかは別として、結婚前提ならどちらにしろ住んでる場所が遠いから無理かなって思ってて。

こけし

どれくらいの距離なの?

友人A

お互いの住んでるところまで電車で1時間くらい。

こけし

いや…それくらいなら結婚した人全然いるよ、私の知り合いにも複数いるよ。

友人A

でも住んでいるところだけじゃなくてさ、勤務地もお互い住んでるところの近場でさ。一緒に住むところ考えると難しくない?

こけし

え、でも例えばこの間結婚した△△さん(共通の知人)とかも互いの職場それくらい離れてるけどさ、結婚して中間地点に住むことにしたって言ってたじゃん。片道30分なら行けるくない?

友人A

確かに……。

こけし

正直、マジで結婚したい相手だったら電車1時間分の距離って理由だけで手放そうとしたりしないと思うよ。例えば全く同じ条件の目黒蓮といい感じだったら、それを理由に結婚やめとこってなる?

友人A

お互いの職場の中間地点に住みます。なんなら転職も検討します。

整理した内容をまとめると…

友人A

結局根本的な考え方が、私とは合わないんだろうなって思うし、三度目のデートしてもこの心は動かない気がする。

こけし

今感じてるマイナスポイントを次のデートで再確認したいってことであればもう一度デートするのも有りだとも思う。

友人A

いや…印象が変わる感じは無さそうだったな。

こけし

もはやそれを再確認しようというモチベーション自体がもう彼に対して無くなっているようにも見える。

友人A

言われてみれば確かに。

こけし

正直、アプリは本当に時間と体力使うから、条件が良いってだけで結婚の想像もつかない人相手にもったいない精神が働いちゃう気持ちはわかる。次に切り替えるモチベが上がらないなら一旦一カ月くらい休憩するのもありかもよ?もしくは出会いの為に別のことするとか。

友人A

確かに正直2回目のデート以降アプリに対してめっちゃ気持ち萎えてるんだよね…ちょっと回復するまで一旦離れてみようかな

エピソードを整理して自分が何が嫌なのか言語化するには

今回のエピソードは、以下の要点で違和感の言語化を試みました。

・エピソード毎に分けて何が嫌だったか考える

・他の人がしても嫌なことか考える

・なるべく人に話を聞いてもらいながら整理する

まず一つ目の要点は、エピソードごとに話をわけることです。

上記でエピソードごとに切り分けて考えた際、

気が利かないと感じる行動や、住んでる場所がちょっと遠いことについては、案外それ自体は嫌なことではなく、

お金の使い方についても、行為そのものが嫌なわけではないことがわかりました。

エピソードを分けずに心の動きだけで何が嫌だったのかと考えると、他のエピソードやその人の印象に引っ張られて、本当にその行為そのものが嫌だったのかどうかがわからなくなってしまいます。

なので、

友人A

なんか気が利かなくて嫌。でも私の心が狭いだけ…?

と、どう考えていいかわからなくなってしまうのです。

次の要点としては、他の人がしても嫌なことか考えるということです。

上記でも、ドライブデート中の行動について、相手の男性がしていたときは気が利かないと感じたが、こけしに置き換えたら過去なんとも思っていなかったということがわかりました。

また、上記の話し合いではしていませんが、お金の使い方についても置き換えを使えば、

自分の親友が同じことをしていたら許せるか

⇒親友のあの子だったら許せる

⇒それは何故か

⇒一人暮らしで面倒だから一時的にしているだけで、一緒に住むなら改善してくれそうだから

というふうにも整理できたかもしれませんね。

置き換える相手としては、この人とだったら一緒に旅行しても苦痛じゃない、と思える友人がいいでしょう。

異性でもいいのですが(私も距離問題で目黒蓮出したし…)、

異性でそういう相手と出会っている経験があって未だ独身な人は少ない(出会っていたらそもそももう結婚してるのでは?)と思うので、友人で考えるのが一番想像しやすいかと思います。

友人と恋人は違うのでは?

とも思うかもしれませんが、結婚となると、恋愛感情とは別に純粋に人として一緒にいれるかどうかがとても大事になってきます。

この一つ屋根の下で居心地のいい関係性を一生続けれるかという感覚については、

まだ未婚の人にとっては、異性と一緒にいるときのドキドキ感より親友と一緒にいるときの安堵感の感覚のほうが近しいので、

そちらを元に判断したほうがいいでしょう。

そして、最後に大事なのが、なるべく人に話を聞いてもらいながら整理する、ということです。

自分の中だけで自分の感情について考えても、案外まとまらなかったりしますが、

人と話していると、話しているだけで「自分ってこう思っていたんだ」と発見することができます。

これは少し話が反れますが、自分の恋愛話をすると、相手も恋愛話を話してくれたりします。

そうすると自分の考えが整理できるのにプラスして、別の人の経験談も聞くことができ、恋愛偏差値が上がります。

つまり、そういう面でもいいことだらけなので、積極的に他人に話してみましょう。

※相談する際は、考えを整理する程度にして、相手の男性について手ひどい悪口を言うことはなるべく控えましょう。相談相手を通じてコミュニティ内での自分の評価が下がる危険性があります。

自分が何が嫌なのか言語化できていないと将来”察して女”になってしまう可能性も…

今回、男性に気が利かないと思ったときの心の整理の仕方について、あくまで婚活中の一例を参考に紹介しました。

もちろんなかには

いや、私が気の利かないと思った相手は本当に相手の行動に問題があった!誰がやっても許せない!ムキー!!!

というパターンも全然あるので、全てが他の思考に引っ張られているというわけではありません。

しかし、「同じこと他の人がやってたら怒らないだろうし冷静に考えればそんなに大した行動じゃないよね?」ということで

あの男本当に気が利かなくってさ…

となってしまう事象は意外と多く発生しており、

しかもそれは結婚している男女でもよく発生していることなのです。

例えば「自分はせっせと夕飯の準備をしているのに夫は一切手伝わずにテレビの前でぼーっとしてる…言わないと動かないの?」と思ったときも、

自己分析に慣れている人であれば、他者に相談して整理しなくても、

「なんでイライラするんだろう…ああ、ずっと一緒に暮らしているのに、自分の行動を見て手伝おうっていつか自発的に言ってくれるかなって期待してたんだ。相手の自発的な行動を期待して待つのは辞めよう」

と冷静さを取り戻して、

もうすぐごはんできるから、お茶碗よそっておいてほしいなー。あと、お箸とお水も出してほしい。

と変に感情的にならずに伝えたいことを言うに留めることができます。

しかし、この分析ができない人だと、イライラしながら

あのさ、私が一人で夕飯の準備してるんだけど。それ見てなんとも思わないの?

とキレるか、もしくは

はあ……(この男何においても気が利かないしもうこっちもいちいち言いたくないんだけど?)

と相手にイライラが伝わるようにため息だけつくか、

いずれにせよ、何をしてほしいかを具体的に言わずついイライラだけぶつけてしまうのです。

こうなる気持ちもめちゃくちゃわかるしアフターケアできればそうなってしまう日がたまにあっても仕方ないとは思いますが、これが毎日毎日ずっと続いてしまうと、それは俗に言う”察して女”になりかけている状態かも…。

世間的には男は気が利かないから女が強く言わないとという風潮もありますが、

私は単なる言い方やコミュニケーション次第でどうにでもできるくらい些細な問題も中にはあると思っていて、

そういう個別の問題をすべて「男は気が利かない」の一言で片づけてしまうのはもったないなと思います。

※もちろん中には夫がガチのクズ男のケースもあるので、そういう場合でも「私の心の問題で…」と自責してほしいわけではない…!

>>私たちを恋愛離れさせる”社会常識”から、幸せになれる思考法を模索する

気が利かない男性と出会った=自己理解のチャンス!イライラするだけで終わるのは勿体ない!

婚活中の女性にとっては上記の結婚の話は他人事のように思えるかもしれませんが、結婚というのはそれまでの人間同士のコミュニケーションの延長線上にあるものであり、

結婚したからいきなり無条件に幸せになったり相手とツーカーになるわけではありません。

そして、異性に対する”気が利かない”という感情への自己分析に慣れていないと、なおのことちょっとしたことですぐにイライラする女性になってしまう可能性があります。

それが付き合ったりする前の男性だったらいいのですが、

結婚したあとの男性だと、一度自分の相手に対する感情や言い方をこじらせてしまうと、その修復は難しくなる可能性があります。

だからこそ、男性に対して「気が利かないなぁ…」と思ったときは、自己理解のチャンス!

自分が本当に嫌だと思っているのは本当にその行動に対してなのか、

別の人がやってもその行動に「気が利かない」と思うか、

思わないのであれば何が原因で「気が利かない」と思っているのか、

分析する癖をつけてみてください。

それは将来自分が結婚するときに役立ちますし、

結婚しない選択をしたとしても、仕事や人間関係にも応用できることかと思います。

>>恋愛経験が無い女の悩み→この歳で男性経験無しってもう無理?

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