こんにちは、こけしです。
最近流行語大賞にもノミネートされた「蛙化現象」。
私はこの言葉が流行るだいぶ前から、つまりこの言葉が
「好意を抱いている相手が自分に好意を持っていることがわかると嫌悪感を抱いてしまう」
という意味で使われていた頃に、この現象に悩まされてきました。
そのため、今回の記事は
好意を抱いている相手が自分に好意を持っていることがわかると嫌悪感を抱いてしまう現象
について書いたものとなります。
違う意味の「蛙化現象」については記載しませんので、ご注意ください。
そもそも「蛙化現象」って何?という人はこのまま記事を読み進めてください。
・蛙化現象について冷静に考えるきっかけになる
・蛙化現象を克服した人の考え方を知ることができる
・別れを切り出すことに少し前向きになれる
蛙化現象に悩まされ続けてきた…けれども
やっとチャンスが巡ったと思ったら自分の心に裏切られる…。
私が初めて蛙化現象を起こしたのは小学生のときですが、
歳を重ね、自分が好意を持たれる機会が減るほど、
せっかく好きになってもらったのに…!!!
と、急速に冷めていく自分の心が憎くてなりませんでした。
そもそも蛙化現象とは
「蛙化現象」とは、グリム童話『蛙の王様』の王子が蛙から人間になるのと逆の現象のようである、ということからこのように命名されたそうですが、
そもそも「蛙化現象」というこの言葉の定義、最近は人によって意味が異なるそうです。
最近若い世代によく使われている「蛙化現象」の意味は、
「恋愛感情や好意を抱いている相手のささいな言動が気になり、気持ちが急速に冷めてしまう」
というものだそうです。
が、昔からあった「蛙化現象」の本来の意味は、
「好意を抱いている相手が自分に好意を持っていることがわかると嫌悪感を抱いてしまう」
というものです。
これは、告白されたときに起こるのみならず、
相手がなんかこちらを異性として意識した言動をしていると分かった瞬間にもう相手がキモくなるわけです。
もともと自分が相手に好意があって話しかけたはずなのに、
相手からグイっと来られると
ひええええええ
とめちゃくちゃ距離を取りたくなる。
なんでそんなことになってしまうのか、自分の心の動きが理解不能なくらい、唐突にやってくる嫌悪感なのです。
私の考える蛙化現象が起こる理由
そんな蛙化現象に悩まされ続けていた私ですが、
陽キャ女子の恋バナを聞くようになったあたりから、考え方が少し変わりました。
ちなみに、私が話を聞いていた陽キャ女子たちは、
・恋愛なんてできればできるだけいい恋愛至上主義者
・色んな男性と色んな恋愛を経験したい
・集団で夜の街に繰り出せばほぼ確実に男性からナンパされる
・ワンナイトも二股も恋のスパイス
みたいな、今思えば私よくこの輪に入れたなみたいな人たちでした(こう書くとすごいギャルたちみたいに思うかもですが、普段は普通に可愛くて素敵な女性たちです)。
ある日の恋バナで、一人の陽キャ女子がこんなことを言いました。
この間の合コンで会った○○くん、いいなーと思ってたんだけど、向こうのスイッチが入った途端無理になったわw
え、いい感じの人だったじゃん
いやスイッチ入った瞬間なんか無理になったw
そのときは特になんとも思わずに
また合コンかーよく合コン行くなこの人たち
くらいにしか思ってませんでしたが、ふとその会話を思い返したときに、
蛙化現象が起きたときの私と全く同じことになっている、
ということに気付きました。
実は、それまでは
「蛙化現象」が起こる人は恋愛ができない、
「蛙化現象」が起こらない希少な相手が見つからない限り恋愛はできないのだ
と思い込んでいました。
が、恋愛しまくっている女性にも全く同じ現象が起こっていたのです。
そして、私は気づきました。
恋愛の弾を多く打っている恋愛至上主義者たちにとって、男性のスイッチが入った途端キモく感じるなんて数多ある恋愛経験の一部くらいでしかないから、戸惑って「蛙化現象だー!」と騒ぐことはないのだと。
我々喪女はそもそも恋愛を多くしていないし、惚れやすくもあります。
また、好きな人に振り向いてもらえるということも非常に少ないです。
なので、恋愛至上主義者からしたら恋愛の一部でしかない「蛙化現象」が
喪女からしたら”私の恋愛歴の全て”になってしまうのではないでしょうか。
>>足りない知識は陽キャ女子から盗め!恋バナの輪への入りかた
私流「蛙化現象」との付き合い方
上記のことがあってから、私は蛙化現象に幾分か冷静になりました。
そして、蛙化現象が起こった際には、
相手が自分にとってふさわしい相手か分析しなおす
……のではなく、
単にこの人と24時間一緒に過ごせるか、この先何十年と一緒にいたいか考える
ことにしました。
恋愛至上主義者が何故蛙化現象に悩まないか。
その理由には、喪女ほど深く相手を分析しないから、というのもあると思います(する必要が無いとも言う)。
もっと単純に、直観的に、この人ステキと思うかそうでないかで判断して、その時々本能のまま動いているし、
蛙化現象が起きるのも、そうなってしまう「自分のせい」ではなく、自分にキモッと思わせる「相手のせい」、くらいに考えているんです。
そして、もうひとつ大事なのは、蛙化現象で自信を無くさないこと。
自信を持って前を向いて行動さえしていれば、あなたのことを好きになってくれる人はきっとまた現れます。
よく「この人をフるなんて、自分は理想が高いのだろうか…」と悩む人がいますが、
あなたは相手の身長や経歴や年収でその人を判断したのではなく、
フィーリングで人を判断したのであって、
それって、条件としては至極まっとうなのではないでしょうか。
いい女はたくさんの別れを経験する
めちゃくちゃいい人なのに自分なんかが別れを切り出すの申し訳ない…なんとか相手を傷つけない方法は無いだろうか…
蛙化現象が起きてしまった相手から明確に好意を伝えられた場合、こんな悩みに至ることもあると思います。
なかには、
蛙化現象が起きたけど無理やり付き合ってみたら大丈夫になりました!
という人もいるかもしれませんし(私はリアルで見たことはないけど)、
最終的にどうするかはあなたの自由です。
ただ、一つ言えるのは、その人と付き合うということは別の人との出会いの機会を無くすということです。
あなたが付き合いながら別の人も物色するという、恋愛至上主義者的なことをできるのであればその限りでも無いと思いますが、
大抵の喪女は恋愛を最優先するタイプではないので、そんな器用な真似はできないでしょう。
蛙化現象が無くなるのに賭けて関係を続けるのであれば
・いつ無くなるか、そもそも無くなるかもわからない蛙化現象を我慢し続ける
・相手がイチャイチャしようと寄ってきても嫌悪感を見せない
・付き合っている間はどんなにいい人が現れても振り向かない
これらのリスクを背負う覚悟を持ってください。
それが無理なら、別れて別の恋愛を探す方が、相手のためでもあると、私は思います。
>>恋愛経験が無い女の悩み→この歳で男性経験無しってもう無理?