こんにちは、こけしです。
私は今でこそ一社会人として普通に暮らして結婚もしていますが、
学生時代はほんと身なりのことなんて気にしないクソオタクだったため、大学生になって初めて実家を離れたときは、
え、洋服ってどこで買えばいいの?化粧ってどうするの?美容院は?
と、おしゃれについて何もかもがわからず途方にくれました。
今回はそんな私が普通の女性としての身なりを獲得するまでにやったことについて書いていきます。
・最低限普通の女性レベルのおしゃれができるようになるまでの道筋がわかる
・化粧や整形等に大金を吸い取られずに済む
・外見について考える際に、最も気にすべきことがわかる
“おしゃれ”といふものが苦手です→だからこそ”普通の”おしゃれができるのではないか?
“おしゃれ”というと、「センスが大事」という印象があるかもしれませんが、
私がこれまで”おしゃれ”と向き合ってわかったのは、
・本当の”おしゃれ”力とは、他人に似合うものをさっと分析し提供できる人(アパレル店員やデザイナー等)
・自分に似合うものを追求するだけなら↑ここまでの力は不要
・我々がすべき”おしゃれ”は尖ることではなく普通に近づくこと
ということでした。
そのため、ここから書くことは、
あなたをハイセンスなおしゃれ人間にするための方法ではなく、
あなたを最低限男性から”普通の女性”として見てもらえるレベルまで外見レベルを引き上げる方法になります。
①信じるべきは鏡の自分ではなく他撮りの自分
よく自分に似合う服装や髪型は鏡を見て決めると思いますが、
正直鏡に映る自分は自分の最大値を引き出した姿です。
本当の他者から見えるあなたは
そんな長時間目が合って無いし
そんなリラックスして表情作れてないし
そんなじっくりと見られてません。
これから自分に似合う髪型や服装を研究するうえで大事なのは、
他者から見られた自分の姿を把握すること。
そして、その他者から見られた姿というが、自撮りならぬ”他撮り”写真です。
他撮りというと
いや私写真映り悪いし無理無理無理無理
となる人が多いです。
しかし、そもそもこの“写真映りが悪い”というのが思い込み!
あなたがたは他の人が写真に映っているのを見て
この人いつも写真と現物全然違う。全くの別人みたい。現実はもっと盛れてる
と思うことありますか?
もちろん、よほど映り込みがひどい写真だったらそういうこともあるでしょうが、
大抵他者から撮られたスナップ写真みたいな他撮りのほうが普段見ているその人で、
バッチバチに決めた自撮りのほうが詐欺写真じゃないでしょうか。
つまり、他撮りで撮られたあなたが普段見られているあなた。
写真とか関係なく、他人から見た現実世界に存在するあなたなんです。
…ということを踏まえて他撮りを見ると心に来るものがあると思いますが、そこはより良い自分になるためにグッと我慢して、
あくまで自分という対象物を研究する研究員のような気持ちで冷静に観察しましょう。
そう、我々にとっての”おしゃれ”とは、
研究なんです!
②自分の雰囲気に合う髪型を見つけよ
よし、じゃあ洋服の選び方・買い方を教えてもらおうか
とページを読み進めているかもしれませんが、ちょっと待ってください。
洋服よりまず先に髪型です。
実はどんな髪型かで似合う洋服は変わってくるんです。
というか、そもそも髪がイケてないと洋服は何を着ても似合いません。
ではどのような髪形にすればいいのか。
地道ですが、やはり一つずつ試しては他撮り写真を見て、いちばんしっくり来るものを探すのが一番です。
試し方のバリエーションは以下のとおり。
髪の長さ…ショートorロング
前髪…ぱっつんor流し前髪or前髪無し
髪色…黒or茶
パーマ…有or無
ちなみに、いちばん無難と言われているのは
ロングヘア・流し前髪・黒・パーマ無
ですが、こればかりは人によって全然似合う似合わないが違います。
オタクにもわかりやすく言うと(オタクじゃない喪女がいたらすまん)、
佐倉綾音さんはロングより圧倒的にショートが似合うし、
内田真礼さんは黒髪より茶髪のほうが似合うよね
みたいなことです。もちろん二人ともロングでも黒髪でも可愛らしいし似合っていないことはないのですが。
話を戻すと我々喪女はメディアに出るわけでも”おしゃれ”を極めるわけでもないのだから、
自分にとっての定石の髪型さえわかっておけばいいわけじゃないですか。
ショートの人は伸ばすまで数カ月時間がかかるけど、一度似合うものがわかればそれこすっとけばいいから美容院も楽になるよ
ちなみに、似合う髪型が決まっても、寝癖がついたり毛先が跳ねたりしていたら台無しですので、
人前に出る際にはお出かけ前に最低限コテで毛先をまっすぐにするくらいはしておくと、洋服が似合いやすくなります。
③まずは最低限の化粧の仕方を知りつつ、自分に合う化粧については長期的に研究を
SNS等でよく美容系インフルエンサーが
化粧で変われる!化粧は魔法!
というようなことを言っていますが、正直化粧でそんな魔法レベルに人が変わることはありません。
もちろん、細かいカメラ映りでの粗は化粧で隠れますし(芸能人の撮影とかテレビ番組でメイクさんがつくのはだから)、
静止画としての写真では化粧でものすごい変化を演出することもできますが、
実際に動いたり喋ったりしているのと生で接している時点では、化粧の力はすぐ効果を失います。
美容系インフルエンサーがテレビに出演してる姿を見たらそこまでだったりしない?
しかし、だからと言って
化粧はしない!私がしてもなんか変になるし!変わらないし!素で勝負じゃ!
となるのも違います。
いくら化粧が魔法ではないとはいえ、さすがにすっぴんは見劣りしますし、
魔法程の変化を求めなければ、化粧はやはり外見をワンランク上げてくれるものではあります。
密林の中にいる部族ですら化粧をして着飾るんです(そう考えると化粧は正装の一部とも言えるかも)。
化粧の研究の仕方としては、
YouTubeで「メイク」と検索して、
どれでもいいのでメイクの仕方を教えてくれる動画をクリックして、
最低限様になるくらいの化粧の仕方だけ覚えてください(持ってない化粧用品あったらその人の真似して買いましょう)。
メイクの仕方って本当に幅広いので、あとは
なんかこのメイクの仕方、自分に合ってるしイケてるじゃーん
って思えるようなメイク方法に出会うまで、日々いろんな人のメイク動画を観て真似してみましょう。今日はこの動画のメイク、今日はこの動画の、って感じで。結構楽しいですよ。
しかし注意が必要なのは、上記で述べたとおり化粧のみで美人に変われるわけではないので、
化粧至上主義みたいなのにハマって、
化粧用品にとにかく金かけまくる人になってしまわないよう、
注意が必要です。
たまに他撮り写真を見て冷静になりましょう、鏡で見るほど他人から見たあなたはそんなに変わっちゃいない。
④せっかくの洋服も台無し!!一番の洋服はあなたの姿勢です
髪型良し!化粧良し!あとは似合う服があれば完成!
と思われているかもしれませんが、
洋服を買う前に強く意識してほしいことがあります。
それが姿勢です。
姿勢は、体型・表情・着ているもの、全てを凌駕すると言っていいくらい、大事です。
どんなに痩せていても姿勢が悪ければ残念な女になるし、
表情も姿勢が悪いとブサイクになるし、
高価な洋服も姿勢が悪いと似合わずに浮きます。
逆に、姿勢が良ければ体型もそこまで気にしなくていいし(というか姿勢が良いと基礎代謝が良くなるので太りにくくなる)、
表情筋が自然と上に引っ張られるので表情も美しくなるし、
安い服でも格好良く見えます。
化粧のこまっっっかいところ気にする癖に姿勢に無頓着なのは、もうやってることあべこべ
姿勢をよくする方法はいろいろありますが、
一番は「姿勢をよくしよう」と意識することです。
今この記事を読みながら
やべ、姿勢気をつけよう
と思っただけでも背筋が伸びたのではないでしょうか。
私は整体資格等を持っているわけではないので、完璧に正しい姿勢で常にい続ける方法などはわからないです。
それに、人によって姿勢をよくする方法やどこを注意すべきかって違うと思います。
しかし、「姿勢を良くしよう」と意識する、これはどんな方法で改善する人でもまずは通る道です。
それに、姿勢の良し悪しの大切さについて知ってるか知らないかでは、
過度なダイエット、化粧至上主義、整形マニア等、「そこにそんなに注力しても意味ないよ…」みたいなところに金を落としてしまうことを防ぐことができます。
もちろん、何で満足するかはもうその人の趣味嗜好の範囲だし、その人たちにとってはもはや恋愛がどうとかいう話じゃないと思うので、ダイエットや化粧や整形にのめり込む人を否定しているわけではないですよ
近所の道端を歩くとき、
人と話すとき、
仕事でPCを打っているとき、
自分が気が付いたタイミングでいいです。
「あれ、今姿勢悪くなっていないかな」
と自分の姿勢を気にかけてあげてください。
⑤さあ、洋服を買おう!
さて、最後にいよいよ洋服選びについてです。
洋服を買う、となると、
「どこ」で「何」を買うか
というのが一番の喪女の悩みの種かと思います。
まず「どこ」で、についてですが、
通販で買っちゃいましょう。
通販!?通販で買うのなんて、どの服を買えばいいか知り尽くした上級者がやることなんじゃないの!?知らんけど
と思う人も多いと思います。
しかし、私は正直自分の足で店まで行って自分に似合う服を探す方が何倍も苦痛です。
お店で服を買うとなると
・自分の住んでいるところのどの地域で探せばいいのか、ファッションにおける土地勘が無いといけない。
・自分の年齢や雰囲気に合う店を探さないといけない。
・入る店と自分の服の偏差値が合っていないと人目が気になる。
・店員さんに話しかけられるのが苦痛だし、話しかけられなくても店員さんの目が気になってマイペースに探せない。
・ディスプレイから服をかきわけ探さなければいけない。
・店が売り出したい商品等の配置に惑わされず自分に合う服を探し出さなければいけない。
・服の金額を見るのに毎回服を引っ張り出して値札をチェックしなければいけない。
これのどこが初心者向けなんですか!?
逆に通販なら
外に出て歩き回らなくても色々なサイトを検索できるし、
自分の好きな時間に気ままに好きなだけ服を物色できるし、
価格順や人気順でソートすることもできます。
私がよく使っている通販サイトは「WORLD ONLINE STORE」ですが、
他に良さそうなサイトがあればそこで買うのもいいでしょう。
ただ、ZOZOやメルカリ等、中古サイトで買うのは、初心者のうちは控えておいたほうが良いです。古着を上手く買って着こなせるのは上級者です。
そして次に、じゃあ「何」を買えばいいのさ、というところですが、
私はとりあえず近所の本屋で女性向けファッション雑誌を買って、その中の服装を参考にしながら、同じのを買ったり似たのを買ったりしてました。
私は男性ウケ良さそうな、Rayとか美人百花を買ってたよ。目的が男性から異性として見られること、だったからね
喪女の場合、クローゼットの服がすべてTシャツとジーパンって人もいると思います。
そういう人は、最初のほうはなるべく雑誌や通販サイトでモデルさんが着ている上下をそのままセットで購入したほうがいいです。
試着もしてないから失敗するかもしれない…
正直、まだ自分に合う服もわからない段階で試着しようと、
そもそも試着室に持って行く服のチョイスがよくわからないことになってそうだし、
どうせ「うーん、まあいいか」と地味で無難ないつもの服を買って終わりです。
それに、もし服を今までのものからガラッと変えるのであれば、最初はその服を着た自分に違和感があるかもしれません。まだ髪や化粧についてアップデート途中なら猶更です。
でも着続けているとそのうち着慣れてくるものです。
どうしても怖い場合は、一度に大量買いせず、例えば1カ月に1回「おしゃれ勉強代」として上下1セット買ってみるとか、そういうところから始めたらどうでしょうか。
私は服買い始めの方は予め「月1万円はおしゃれの勉強代に使う」と決めて服を買っていました。勉強代と思えば、失敗しても「勉強だから」と思えます。
参考記事>>私にはスカートは似合わない?その幻想をぶち壊す!
骨格診断・カラー診断等の外部サービスに頼るのも有りだが…
最近は
骨格診断・カラー診断で自分に合うファッションを見つけよう!
と言う人も多いです。
私も、とても良いサービスだと思いますし、正直ちょっと興味ある。
が。
あれらは正直“おしゃれ”中級者くらいにはならないと活用しきれないと思います。
(※ここでいう「中級者」とは、全くおしゃれと触れ合ってこなかった喪女から見た「中級者」です)
それに、私としては、おしゃれに興味が無い喪女は、まず良い洋服にときめける段階まで上がるべきだと思うんです。
おそらく、おしゃれに手を出していない状態の喪女は、
アニメの中の登場人物や、もしくは声優さんが着ているような、ロリータっぽいフリフリした感じの服に憧れを抱いている人が多いのではないでしょうか。
しかし、現実世界でより多くの女性が無難且つ魅力的に見える服はそういう服ではありません。
そこの認識を修正して、”客観的に見て”自分に本当に合う髪型・化粧・服を選べるようになるには、やっぱり自分の意思で色々なものに挑戦して失敗してを繰り返していくしかないのかなと思っています。
そうじゃないと、いつまでも自分に似合わないロリータ服にばかり目が行って、本当に自分に似合う服にはときめけない状態になってしまいます。
自分に似合う服がどういう服か認識すると、自然と自分に似合いそうな服に「これ素敵」と思えるようになります。
そして、その状態になって初めて、骨格診断やカラー診断がまともに受けられるのかなと思います。
まずは今日できることから、少しずつおしゃれへの一歩を踏み出していきましょう。